2人目の産後鬱。本当に死のうと考えてしまった自分。

2人目が産まれたのは今から8年前。

2人目だから大丈夫。

甘い考えだった。

 

1人目の娘が産まれた時は、

両家にとっての初孫で

みんなが可愛がってくれ、

旦那(今は元旦那)の実家に住んでたから

私が抱っこするのは

おっぱいをあげる時くらいだった。

 

泣けば誰かが抱っこをしてくれ、

私だって抱っこしたいのに…

とさえ不満を持つほど

恵まれた環境にいた。

 

2人目は私が面倒みたい!!って思って

産後は実家で1ヶ月育てることにした。

 

実家はみんな昼間働いてて、

帰って来るのは夕方。

朝から夕方までは私と娘3歳と息子。

 

娘は外で遊びたいと

家を走り回り、

息子はおっぱいの出が悪いのか

泣いてばかり。

私はずーっとおっぱいをやってた。

 

本当一日中。

 

数日続くと

私はおかしくなった。

夕方になると

黄昏泣きという

赤ちゃん特有のギャン泣きが始まる。

この時は何をしても泣き止まない、

 

たまたま早く兄が帰って来て

息子を抱っこしてくれた。

 

そしたら

ピタッと泣き止んだ。

 

 

…なんで。

 

私がママなのに…

 

今考えたら

いっぱいいっぱいのママの感情が

息子に伝わり泣き止まなかった。

 

ただそれだけだったと思う。

 

でもあの時の狂った私には

「ママ失格だよ。」

って言われてるみたいだった。

 

 

兄が寝かしつけてくれ、

そして兄は娘を外に連れ出してくれた。

 

何も考えられず

ただボーッとしている私を見て

後から帰って来た母親が

 

気晴らしに買い物でも行っておいで。

 

と言ってくれた。

 

元来私は人目を異常に気にする人間なのだが、

この時は部屋着に

ボサボサの髪の毛に

スッピンというひどい格好で

外に出た。

車を運転し、買い物と言っても

車で10分くらいのところにあるスーパーへ。

 

行きの車の中で

 

私は死に方ばかり考えていた。

 

スピード出して電柱にぶつかろうか。

シートベルトは外してたほうがいいかな。

 

赤信号で止まり

涙が溢れ出た。

 

何を考えてるんやろ…

 

思い留まれて良かった。

 

ただ外の空気を吸って、

車のハンドルを握って、

 

ほんの少しだけ

気持ちは軽くなった。

 

それから

死のうって考える事はなくなった。

 

育児は苦しい。

 

頑張って育てようなんて

思ってはいけない。

 

頑張るのは

育てる事ではなく、

育てる中で

どれだけ頑張って手を抜けるかだと思う。

 

完璧なんて目指しちゃいけない。

 

そもそも完璧な子育てなんてないし。

 

手を抜かない育児は

ママだけじゃなくて

子どもも息が詰まる。

 

だから手を抜こう。

 

 

頑張ろう。